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クリエPEG-VZ90 ソフトウェアインプレッション

PEG-VZ90内蔵(付属)ソフトウェアに関してわかったことの覚え書きのようなものです。デモ機に触れる時間も限られているため、レビューの体をなしておりませんがお許しください。なお、返却後も気がついたことがあれば思い出しながら更新するつもりです。
【追記】読みにくくて申し訳ありません。適宜画像の追加をしておりますが、文章と関連するレイアウトに少しずつ変更するつもりですので。


【クリエ用ソフトウェア】

Media Launcher

PEG-VZ90の最大の特徴は、有機ELディスプレイの特長を最大限生かすため新たに搭載された「Media Launcher」でしょう。動画・静止画といったビジュアル系のファイルと、オーディオファイルをひとつの大きなアプリケーションに統合されています。

大きく、Movie(動画)、Music(音楽)、Photo(静止画)のカテゴリーにまとめられ、タブやボタンで切り替えることで手軽にそれぞれのファイルにアクセスできるようになっています。「Media Launcher」は標準で「ホーム」に割り当てられており、本機をポータブルメディアプレイヤーとして使って欲しいというソニー側の意図がくみとれます。

なお、3つのモード切替は、1)最上部のタブを直接タップ、2)ホームアイコンをタップで順番に、3)ハードボタンの押下などで行います。シルクエリアは全てのモードで完全固定。また、各モード共通で最上部右上にあるアイコンをタップするとPalmOS標準のランチャー画面に切り替わります。 以下、それぞれのモードの基本的な動作についてまとめてみました。

Movie(動画)

  • 上から2段目のバー左上のポップアップメニューでメディアを切り替え。メモリースティック、CFメモリ、内蔵メディアの順で、それぞれCLIE MP4、QuickTime(かつてモバイルムービー形式と呼ばれていたもの)、MPEG1の順。全メディアを一度にまとめて表示はできない。
  • 再生はリスト画面から任意のムービーをタップ、またはホイールジョグで選択後センターボタンをプッシュ。ジョグホイールの内側の4Wayボタンの左右で次(前)のムービーを再生。再生(停止)中ディスクジョグでコマ送り(戻し)。画面上の機能アイコンのタップでも任意の操作が可能。
  • リスト画面はサムネイルを含む詳細表示モードと一行表示の簡易モードの2種類が切り替え可能。詳細モード時は「再生時間/画質」と「作成時間/作成日時」が切り替わる。一行表示時は「再生時間」「作成日時」「画質」の順で切り替わる。
  • 再生モードは、原寸(320×240)と拡大の2種類。原寸モード時はシルクのステイタスバーは強制表示で、操作ボタンアイコンは最下部に表示される。拡大モード時はシルクのステイタスバーは消え、操作ボタンアイコンが右側に。原寸モード時は任意の場所をブックマーク可能なインデックス機能や任意の画像をサムネイルにできるサムネイル更新機能が使える。いずれもシルクのステイタスバーにある「メニュー」アイコンをタップして使用。
  • 再生時は映像が中央からズームアップする効果がかかる。
  • 上から2段目のバー右上のアイコンは、左から「CLIE Mail送信」「プレイリストの編集」「移動」「コピー」「削除」が割り当てられている。「移動」と「コピー」はメモリースティック、CFメモリ、内蔵メディア間で可能。
  • CFメモリは高速対応が良いようだ。手持ちのCFメモリで試したところ、低速だからかコマ落ちすることが多かった。メモリースティックはPROとノーマルで試してみたが、どちらもそれほど違いは見られず、快適に再生可能だった。(動画は付属のサンプル画像でのみチェック)
  • 旧ギガポでMovie Playerの最高画質(768kbps)で書き出したムービーを見てみたが、ブロックノイズもなく、大変美しい画像を楽しむことができた。ドラマやニュースのテロップもはっきりと読める。また、有機ELディスプレイの特性なのだろうか、赤が非常に美しく感じた。
 

Music(音楽)

  • 上から2段目のバー左上のポップアップメニューでメディアを切り替え。全メディアを一度に表示はできない。ATRAC3(メモリースティック)、MP3(メモリースティック)、MP3(CFメモリ)、MP3(内蔵メディア)の順。全メディアを一度に表示はできない。その右側に再生モードの変更ボタンがあり、スピーカーアイコンがメガベースアイコン(3段階)。さらにその右にある矢印アイコンが再生中のトラック情報(レベルメーター含む)のオンオフ、スマイルマークがAVLS、一番右がプレイリスト編集と続く。レベルメーターはN700Cで採用された3種のモード切り替えが復活、再生中の曲タイトルの右側にあるアイコンのタップで切り替え。
  • 再生はリスト画面から任意のタイトルをタップ、またはディスクジョグで選択後センターボタンをプッシュ。4Wayボタンで左右で次(前)のタイトルを再生。同ボタンの長押しで早送りと巻き戻し。画面上の機能アイコンのタップでも任意の操作が可能。
  • リスト表示のフォントサイズ変更などはできない。曲タイトル情報有りの時で7曲、無しの時で10曲を最大一覧表示。またリストではNoとタイトルのみの表示するモード以外に、時間、アーティスト名、アルバム名を切り替えて表示可能。
  • 他のアプリケーション利用時の再生機能もいつも通り有り。あたりまえだが、Movie再生時には自動的にオフになる。その他のアプリでも一部再生がストップするものもあるようだが今のところ未確認。
  • なお、音楽再生に関しては低速のCFメモリでも問題無さそうだった。
  • 違法コピー防止、著作権保護の観点なのかもしれないが、「CLIE Files」などでMP3ファイルをクリエ内のメディア間で移動・コピーした場合、ファイル自体は[PALM/PROGRAMS/MSAUDIO]内に存在するものの、アプリケーション上でファイルを認識しなかった。MP3ファイルに関してはPCなどを介してそれぞれのメディアにコピーする必要があるようだ。(内蔵メディアの場合はDataImportを使用することでコピー可能)
 

Photo(静止画)

  • 上から2段目のバー左上のポップアップメニューでメディアを切り替え。メモリースティック、CFメモリ、内蔵メディア、本体メモリの順。全メディアの一覧表示可能。サムネイルの右下にあるアイコンでメディアを認識。
  • 表示はリスト画面から任意のサムネイルをタップ、またはディスクジョグ(移動は固定)または4Wayボタン(上下移動可能)で選択後センターボタンをプッシュ。ディスクジョグ内側の4Wayボタンの左右で次(前)の画像を表示。表示中ディスクジョグで拡大縮小。画像表示中センターボタンのプッシュで原寸(100%)画像に、再度プッシュで全面表示。ディスクジョグで任意の倍率に拡大縮小してもセンターボタンのプッシュで全画面表示に戻る。
  • 左下のアイコンでステイタスバーや一切のメニューアイコンを省いて全画面表示。ディスクジョグで拡大縮小、4Wayボタンの左右で前後の画像表示可能だが、センターボタンのプッシュでステイタスバーとメニューアイコン表示モードに。
  • リスト画面はサムネイルモードと一行タイトル表示の簡易モードの2種類が切り替え可能。
  • 上から2段目のバー右上のアイコンは、左から「CLIE Mail送信」「「移動」「コピー」「削除」が割り当てられているほかに、メニューにある「赤外線通信」で画像を他の「クリエ」に転送可能。
  • アルバム作成機能やスライドショー機能は一切無し。
  • 低速なCFメモリを使っているとサムネイル表示が遅くなるようだ。動画、静止画には高速のCFメモリ必須というのが結論かも。
 

以下、他のアプリで気がついたことをメモしています。

標準ランチャー(PalmOSの「アプリケーション」)

  • バージョンは4.56S。
  • UX50の「CLIE 3D Launcher」やNX系から搭載された「CLIE Laucher」は非搭載。
  • アプリケーションではないが、シルクエリアにある「明るさの調整」の中に新たに「色調整」が追加されている。色調整は中央が白色で右側が青色、左方向が黄色となっており、標準でスライダーは一番右にあった。有機ELディスプレイの特性を考慮してのことだろう。なお、センターが白色を最も白色に発色する位置だと思われるが、そうすると一番電力の消費量が増すと思われる。
 

CLIE Organizer

  • バージョンは1.0。ただし、TH55にあった「ビューワ」と「アプリケーション」タブが削除された。
  • 縦画面がデフォルト。横画面には非対応。
  • シルクエリアが自動的に縦モードに。シルクプラグイン機能でデクマ手書き入力の切り替えも可能。ちなみに、他のアプリでは横型が標準のため、デクマはUX50同様、[a]or[1]のタップで呼び出し。
  • 起動時にはシルクスクリーンONが標準のようだ。
  • 標準で一番右のハードボタンに割り当てられており、ボタンプッシュでタブ間のアプリが切り替わる。予定表のみジョグボタンプッシュで、一日>週間>月間>カレンダーに切り替わる。
  • 設定メニューから「ホームに割り当てる」が削除。
  • コンテンツの機能はTH55と同じ。静止画・動画は自動的に「Media Launcher」に渡され再生される。なお、再生に至る過程として、横型のシルクスクリーンが瞬間的に表示され、各プレイヤーが起動する。また、戻る時も同様に横型のスクリーンが表示され、縦型のオーガナイザー画面に戻る。このとき、シルクエリアは強制的に表示される。さらに、「便利情報」のデータも「Media Launcher」のPhoto機能で起動するので、コンテンツの再生と全く同様の動作をする。
  • コンテンツのボイスメモは殺してあるようでアイコンも暗転してタップできない。また、他の機種で録音したファイルがあるメモリースティックを入れても認識してくれなかった。

PIM

  • PalmOS標準のPIMアプリについてはUX50と同等の横型メイン表示。
  • 標準のテーマカラーが黒ベースのため、今までとは違った印象を受ける。
  • ちなみに、KsシリーズやCuteシリーズでもざっと確認した段階だが問題なく動作する。ただ、カラーテーマが「ソニー」の場合は、かなり印象が変化してしまい、一部文字などが読みにくくなるのでソフトウェア側のカラーリングを独自にカスタマイズした方がよいかも。しかし、ベースが黒になるだけでここまで印象が変わるとは…。
 

環境設定

  • 「一般」のテーマカラーに、黒を基調とした[ソニー]が追加。追加有機ELの特性から白地の多い画面は消費電力が高くなるため、オリジナルのカラーテーマを作ったらしい。
  • 「拡張設定」はUX50と同じくシルクの位置を切り替え用。
  • 「接続」では標準で[PHSカード(D)]がリストに。媒体は[AH-S405C]。
 

CF Utility

  • バージョンは1.1.1。
  • 手持ちの「AH-N401C」はどうやっても認識せず。

辞書

  • データは本体メモリ(内蔵含む)に未収録。CD-ROMからインストールが必要。

NetFront

  • 横画面がデフォルト。
  • バージョンは3.1。リビジョンは2.0.33。
  • NetFront設定の[BACKボタン操作]が省かれている。

Picsel Viewer

  • 横画面起動がデフォルト
  • バージョンは1.0
  • 起動時間は素のTH55と同等か…

CLIE Mail

  • バージョンは2.1.2で、TH55と同じ。

【PC用ソフトウェア】

Image Converter 2 for CLIE MP4

(Do VAIOや対応ギガポ付属のバイオが未所有のため、まともな動作確認ができませんでした。申し訳ありません)

  • タブにある「ムービーを転送する」「フォトを転送する」を切り替えて使用。GUI的には最新版のSonicStageに近いテイスト。
  • 「CLIE MP4変換設定」では、画質を768kbps/384kbps/192kbps/96bpsから選択可能。また変換時に時間で分割するオプションもある。対応ギガポが搭載されているバイオなら、録画と同時変換が可能らしい。
  • 心なしか起動に時間がかかる気がする。

※上にも書いたが、旧ギガポでMovie Playerの最高画質(768kbps)で書き出したムービーを見てみたが、ブロックノイズもなく、大変美しい画像を楽しむことができた。ドラマやニュースのテロップもはっきりと読める。

CLIE Palm Desktop

  • バージョンは4.1。過去の機種と変化無し。

CLIE Organizer for PC

  • バージョンは1.03。TH55用の1.02と比較して変更点は特に見あたらず…。

SonicStage

  • 検証用のバイオにはNW-HD1付属の最新版がインストールされているため検証できず。ただ、その最新版(ver.2.1)で問題なく使用可能だった。別売りのMP3対応プログラムで「CLIE対応転送」も可能。
 
初出:2004.09.15 更新: Fri, 2004-09-17 0:06
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